カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

北方三国志、現在4巻まで

読了。実にナタで切るよな読みやすさ。しかし読み応えあり。読むのが止まらない!コーエー三国志?」ではバカなAIが止まらない!城も攻めずに左右する敵に合わせてシンクロナイズ。このKOI遊びじゃねえ。KOIは止めろ。御意。
あ、AI率いるアホ歩兵くらい脱線したけど、北方三国志。以前呉陣営のホモ臭さについて指摘したのですが、もう一人、そう、ただ一人でホモ臭さを演じきる役者がいた。そう、五斗米道張魯の弟、張衛その人、漢中にあり。
どっかの人曰く阿片こと宗教に浸りきった兄・魯を支えて、一人軍をやりくりしちゃう御仁。そんな彼、登場の度、十中八九は岩の上で上半身裸で物思いに耽る。そう、裸(ら)・マン。理由は、「それが好きだから」。やるじゃない?耽りなよ!いいよ、いくらでも耽りなよ!あとはあたいがなんとかする。いいのよ、いくらでも裸(ら)になりなさい!そして抱けばいいじゃない!いくらでも、何回でも!無法に準じて殉じるわ!ジュンッとした汁とか言わせるな。
北方三国志曹操自身は描いていますが、その幕僚に対してはひどく淡白な描写です。個性が見えない。それは、きっとホモ臭さを北方先生が感じなかったからだと思います。独断と偏見です。
例えば、まんが「蒼天航路」で魏が盛り返してましたが、そのカウンターにもなるかも。呉がなんかアツイし。同時に読んでみると面白いかも。