カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

フリクリをフリキリながら堪能するスキル

鹿野淳「これまで長々と話してきましたけど、お二人のスタンスは違えどニナモに対しての熱い気持は伝わりました」
石野卓球「なんだかんだ言っても、ニナモが好きって事だけは共有してるよな」
CMJK「だからこそこれからニナモを盛り上げていくのはオレたちだと。それを今日は言いたかったんですよ!」
石野卓球「はは、それって言えてる」
(90年代中盤、ロッキンオンジャパンにのった「テクノ壮絶ライバル対談」と銘打ちながらおざなりに終わった記事のように、さらにうろ覚えテイストで)

で、自分の手の届く場所でフリクリ話が盛り上がっているのを目にして、オレを華としオレの外周を成す存在を夷と秩序付ける中華主義を唱える意もあり、つかてめえのとこで書かないと多いに迷惑極まりないので自分の日記で書きます。あ、言い過ぎた。本当は、華をニナモとし、地上はもとよりいまだ確認されていない地球外生物と「スターシップトゥルーパーズ」という戦記ドキュメンタリー映画で既に存在が確認されている虫とかを夷とするニナモ主義、また朱に染められずに、赤く彩られたふりをして旧態依然とした政体を保つ、すなわちニナモチュチェ(主体)思想が事の真相です。そんな表現したら胡散臭いじゃないか。それよりここ、開けてくださいよ(Zガンダム最終回のカミーユに激似のおぼつかない視線で)。

ボクもね、そんな四六時中花婿酒豪、いや花嫁修業もおぼつかないほどニナモニナモ言っているわけじゃなくてね、伊達がいいとか伊達じゃなけりゃもっといいとか、ナオタのパジャマ着て、ツンときついものだから腰をそらせて前に出ると背中が出てしまうところがあざとくて最高とか、その後ずれ落ちるメガネ致死量ドーリスとか、演劇の衣装の帽子被りながらも練習だから下は体操着なのがいいとか、ふっと自分を吐露しつつも目の前にやらなければいけないこと、そう、走り高跳びの順番が回ってきたとしたら、切り替えがオンオフタイムラグなく出来るところとか、髪切ってもかわいいとか、おさげで半纏着てミゼットはずるいだろ、とかオモチャの水鉄砲とか好きなところがオレも負けずに好きだとか、制服姿がグランジのハムスター以上に大人びて、でもリベンジのロブスター引き連れる行為の意味なんて、あの頃のボクらには分かるはずもなく…って常時接続でニナモかよ!あ、でもニナモはどこか意外とハイソでもなく、いまだにテレホーダイが似合う気がする。つかもうテレホーダイってないんだっけ。そしてタグいじってFTPで上げて、あまつさえテキストサイトとかこっそりやってて、でもナオタとオレにだけURL教えて、ってニナモザムライかよ!さぶらうにもほどがある北面の武士だぜそんな面構えは白面の者だぜもちろん倒される方向の!Oh!!クレイジージャップ!ナッツ!!こいつらと戦争をした我々は重大な決断のミスを犯したのではないか、そう述壊するものである(映像の世紀をバックに)。

と早速ニナモニナモ四六時中言ってるそばからなんなんですが、フリクリは庵野作品と違って、登場人物が一人一人ちゃんと別人格と感じられるので好きですね。まあ、それだけ所謂キャラ然としていて、生々しいエヴァの迫力はなく、だからエヴァ大好きっ子達からは黙殺される存在になったのかも知れませんが。

しかし、キャラだ、ってことで割り切ることでやっぱ際立つんですね。一人一人あの映像に映っていない部分では、夕方のお帰りチャイム聞きながら家へ帰って、くだらないバラエティなんか見ながら居間でごはんを食べているわけで。あの閉ざされた町に舞台を限ることで、逆にそういった生活感を掘り下げられたのかもしれない。箱庭のように狭くたって構わない。狭い空間でも人は生きていかなければならないし、生きていくのが人間なのだから。

なので、ナオタのオヤジもじいちゃんも好きだ、もちろんカレーだってインド人もビックリするくらい好きだし、時折パキスタン人すら脅かす。ハルコだって好きだし、アマラオの海苔眉毛野郎には共感を覚えるし、キツルバミさんはEROいうえにどう聞いてもどれみにしか思えない千葉さんの芸の狭さも堪能出来るし、担任の先生も好きです。あぁ、名前なんつったっけ。もっかい観るか。なんか、最終回での衣服のやわらか感が好きで好きでたまりません。後人一倍、というかキャラ一倍生活臭が強いのも良い。ハイ!カチャッカチャッと箸を一緒に鳴らしたいです。
ただ、その瞬間、視線は自然と割烹着姿のニナモへ移るわけで、ハイ!ニナモニナモ。先割れスプーンをやめて箸を使おうが使うまいが、オレの脳の非活性化がとまらない!ニナモへのAIがとまらない!


っと。あ、今先生の為に全身の毛穴広げて先割れスプーン取りに行ってました。めんごめんご。

フリクリは、トップ2が絵的にフリクリ化している今だからこそ、つかそういうつたない接点だけでもって、もっと語っていってもいいんじゃないかなあ、とか思います。もっとみんな論じて下さい。こんな医学界に貢献するような文でなく。

みなさんがスネークマンショーのように
「ボクはね、フリクリを5万回見たんだよ!?今もほらね、ハルコにそんなに急かせると返って抜けない状況にされながらだよ!?そういった中で言えるのは、いいフリクリもある、悪いフリクリもある!」
と盛り上がっている合間に
「ボクはニナモの方が…」
と言って無視されたいです。
ね、みなさんが。こなさんみんばんは。実はこれが言いたかった。そういや、実生活でレンタクトコンズ買わないといい加減やばい。


いい加減やばいと言えば、看護婦さん、あの一枚だけ残っている枯葉は、ホンモノなのかな。実は誰かがこそりと置いた、油絵なのじゃないかな、などと、徒然思ふのです(病室の鉄格子越しにまぶしい世界(そと)を虚ろに眺めながら)。