カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

この台風という名の下の閉塞した世界で

なんでmixiはメンテですか。って、こういう輩がアクセスしまくりだから?

で、アニメ「BECK」はオサレサブカルか否か、またその価値観において、80年代の濃いメンツを登場させたEDで何かテレビブロスQJなどが行ってきたような価値観の逆転を狙っているのか、なぞ色々考えていたのですけど。
参考:
http://d.hatena.ne.jp/aniota/20041007#1097128685

はてダをざっと眺めてみても、どうも原作とアニメを対比させた感想は見られず。うーむ。
例えば本来のハロルド節にはああいったナゴム的青春(例えばオールナイトニッポン文化というか)が実はしっくりくるのだが、こと「BECK」を読みながら連想される音というのはオルタナ・グランジ・蛇ロックだと思うのです。で、そういう部分(前者のナゴム臭の方)をそぎ落としたアニメ版にどうも抵抗感があるオレなのですが、というか多分そういったハロルドテイストというのはまずアニメ化無理、と思っていたので、もしアニメ化するならこういう選択しかなかったのだろうけど、うーん、オレ的にはやっぱ物足りないですなあ。実に「絵が気持ちよく動く」という視点からいくと、とてもテレビアニメとは思えぬ非常に良いものなのだけど。

ただ、原作の方も、連載ではかなり元来のハロルド色を意図的にそぎ落としてきている気もし、自然な流れなのかなあ、とも思いなおし。

そうだな、ぶっちゃけようか。要は、アニメ版のコユキは先輩の事を思って毎晩悶々としてオナニーしているようには見えない。「やりたい」色が見えない。ハロルドさんの作品には、オレは普通の健康優良不良未満な中学生における、あのぶつけようのないやるせない欲求不満の中どこか空回りしつつも野郎どおしでバカやって暮らしている風景を感じるわけで、アニメ版ではそんな風景微塵も感じなかったってことか。
アニメだから当然だ、と言われればそうなんだけれどもね。


で、それとは脱線して「オサレ」というスラングの使い方みたいなのも考えていたのですけど、なんかネコミミモード
http://blog.livedoor.jp/uirou/archives/7684768.html
聴いてたらなにやらどうでもよくなってきた。それぐらいの破壊力。