前もどっかで言った記憶があるのだけど
浦沢直樹って、あまりに上手すぎて、あまりに極自然に上手すぎて、その凄さに気付かない人が多いように思うのですよ。主にサブカルロッキンな方々とかに。
しかし、表現方法がそうなだけであって、やってる事は実にヤバイですよ。うん、実にヤバイ。そのヤバさにはあざとさが常にともなう。それを好むか疎うかでまた変わってくるのだろうけど。
あとから読み返すと、いたるところに答えなんて散らばってる。はなっから多分物語り全編の結論なんて出てる、きっと。でも、それが垣間見える度にカットが変わる。そこに集中している間にごまかされる。で、いつでも新鮮さを失わないんだ、この物語は。
今9巻。わてアホやから、また泣いちまった。みんな生きてんだよな。