カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

オタクVSサブカル!

読んだのですけど、結局のところ誰かが言っているようにここでいうサブカルの4文字は仮想敵でしかなく、朱子学快楽派のような遊びでしかないことは分かりつつ、やっぱりこういう話題が好きなので大変楽しく読ませていただきました。通勤電車一日分で8割方読み終えてしまったボリュームがちょっと残念と思いつつ。というのもまあダラダラとこういうのを読みたいお年頃なので。
まあここからいわゆる自分語りの歴史の扉がまた開かれるわけですけど、自分がオタであるかサブカルであるかというのは積年の悩みであり、ただその悩みというのは自分の周囲から「サブカル星へ帰れ!」と仲良く罵倒されてからのことなので、つい3〜4年前くらいからなのですけど、こういうのは自分がどちらに属したい暗的欲求があるかで決まってしまうものなのだろうけど、更科さんがいうところのサブカルオタになってしまうのだろうなあ、と思いました。オタクといわれる人たちとサブカルチャーな人たちの嗜好するものをどちらも好きでいながら、スタンスとしてはオタクであろうとする、いようとするというのは多分そうである方が気分的に楽な気がするから、なにか新任教師を紹介される壇上で一人一段降りて影に隠れたい新米教師のようなやる気なさげな感じが居心地がいいのだろうなあと思いました。
まあ前述したように、サブカル星へ帰らなくてはならなくなってからこういう悩みが出たのですけど、思えば大学時代は実に無邪気で、渋谷WAVEやCISCOへバイトの給料8割使って買出し行きつつ大学の部室戻って弱い格ゲーたしなんで後輩からEROゲー借りて酒飲み行って帰りにがははは笑いながら道すがらセーラームーンの団扇扇いで同級のサークルクラッシャー気味のおねえさんに怒られたりするような、実に奔放でありました。今から考えるとちょっと不思議なくらい垣根を意識してなかった。というかそういう自分がイカスとも思ってた節がある。
そいうのがいけすかないとされてはじめて気付いたのは遅すぎたのか、オレが鈍感なのか周りが敏感なのか東京都板橋区では木曜がびん・缶出す日なのか否か。いや日なんだけど。
ともかく、無邪気に過ごしているようでいて、まあ学生時代いくつか恋はあったわけだけども、ボクは変な人なので、いい感じの雰囲気になるとひいていきます。で、相手がきょよんとしているとまた近づきます。で、なにをするでもない関係が続いていって、で、女の子が催促気味に含んだことを伝えてくるのですがその頃にはオタかサブカル的趣味にはまってたりしてあー恋ってままならねえ。

脱線転覆。

ともかく思ったのは例えば今日の帰り。
東京メトロ有楽町線にてipodMeat Beat Manifestoを聴きながらオタクVSサブカル!を読んでいると隣の色黒メガネ女性が鈴木謙介カーニヴァル化する社会」を読んでいたりすると、キミとオレ=同じという、オレと猫がなにをするでもなく佇む時の至福に近くなるのだけど、きっとこういう聞いてもいないようなことをいう(おめえがそれをなに聴きながら読んでるかなんてどうでもいいんじゃい!)辺りがですね、VSの対象はオレが含まれてるのかしらん、というわけで、今夜の夜行でサブカル星にでも帰ろうかな…終着駅なぞのっていない。駅長に委ねる生死。旅を続けようと思う。

で、こういうことを殊更書きたがるところが「サブカルオタ」なんだろな。