カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

K-1

昨晩泥酔して帰宅。その後録画しておいたK-1を観たんですけど、オレの大好きな選手たちが軒並みセーム・シュルトさんの、「生まれた時からこの体格で空手家なんだぜ!」といわんばかりの圧力にのされていくさまに激昂し、「力道、オレと勝負しろ!」という気分になり、かといって勝負したら2秒で殺されるのでシュルトさんに対する罵詈雑言を書き連ね始めつつ、あぁでもこれは便所の落書きだしあかんなあと思って寝たと思っていたらアップしてしまっていたようで慌てて朝消してみた次第です。

今日改めて観たのですけど、いやあ、今大会は良いですよ。ここ数年の、谷川支配下におけるK-1がイヤでイヤでしょうがなかったのですけど、それは淘汰に任せない、意図を必要以上に反映させようとする運営がもう腹に据えかねていたのですね。武蔵への有利判定とか、巨漢を持ってくればいいとか。

で、ボクなぞはレギュレーションとして、やっぱり体重に関しては立ち技打撃系格闘技で無差別なんてやってはいけないと思うんです。100kgからプラスマイナス10kgがせいぜいでしょ、と。だから、セーム・シュルトさんも、いれてはいけない。彼がいかに強くて良い選手であろうと、です。

でもですね、彼を投じたことによって、谷川K-1に対するアンチテーゼになったと思う。ぶっ壊してますもの。なにもかも。それも、有無を言わせない、結果でもって。

試合それぞれいい内容でした。ただ、レイ・セフォーの動きが、確かにシュルト相手には勝てないだろうなとは思ったけどそれにしても動きが変だなと思ったのですけど、試合後のインタビューで納得しました。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/k1/live/200511/19/a02.html
高熱出してたのか…

まあいずれにせよですね、体重っていうのは、まずそれだけで武器です。その上、馬場さんのような(あ、最盛期は別として)モッサリした巨漢をイメージしていたら大間違いだよと。シュルトさんは100kg前後の体重で動く一流の選手並の動きをするってことを忘れてはいけません。それでもカードを組むというのならそれ相応の覚悟をしてください谷川さん、と。

あと、結論ですけどやっぱシュルトの試合、基本的には面白くないです。正拳ワンツーと掴んでの膝。あーそうですか。あくまで「空手家の待望の優勝」という視点で見ていかないと…

で、極真大好きッ子としては、グラウベのここへきての大成長が感じられる今年はほんと嬉しい限りでした。シュルト以外にはあぶなげない試合をこなせる凄みが出てきたと思います。シュルト以外には…

追記:えー、さらにもう一回見返しているんですけど、やっぱ、なんつーの?成長期の高学年が低学年を理不尽にいじめているようにしか見えないんだよなあ…