安西先生を知らずに僕らは育った
ボ、ボクもチームマイナス6%に入れてください!経常利益の見通しを当初の見込みより6%下方修正するそのチームに!
そんな情熱も冷めやらぬまま遂にこれを読み始めました。
ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/06/01
- メディア: 文庫
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おいおい、おっもしれーなー。なんというか、歴史小説としてもちゃんと機能してる。ギリシア・ローマの時代に触れたことはあるのですが、基本的に戦争おっぱじまる下りだけ読んで他飛ばしてたのだけど、今回はちゃんと読めそうだ。
なんというか、RTSはこういう人種から生まれた事が頷ける。今のゲームはついていけないからポピュラスやりたいわ。
ってことで考えると、やっぱ日本の戦国時代にこういう根っこからその地を変貌させるような土木開発を取り入れるのはどうにも抵抗あるのでKOEIさんはやめていただきたい。明治の黎明期のゲームを作ってみてはいかがか。あ、超やりたい。任天堂のシムシティである程度進んだら図書館プレゼントされたみたいに、鹿鳴館とかもらいたい。
それから、これは塩野女史の手腕が大幅に寄与しているのかそれともヘロドトス発案の歴史によるものかはその他の書物をほとんど読んでないのでようわからんのですけど、司馬遷の発明した歴史と対比して、圧倒的に面白い。それは現代における歴史というものがヘロドトスの発案した方の歴史を採用したからというのもあるのだろうけど、何を成し遂げて何を成し遂げられなかったか、それは何故か、っていうのが実に分かりやすく頭に入ってきますね。
その辺の歴史の記述の話は岡田英弘さんの著作を読むとどこかしら盲が晴れると思います。それが全て正しいかはわかりませんけど、とりあえず中国史に関してはそうなのかーと頷くことしきりです。
ただ、ボクは空間把握がニッチもサッチモもニナモもサッチーもどうにもブルドックなほど弱いので、文章を読み進めてもそれをあの半島のどの辺りかってのがどうにも想像しがたいので、これ買います。でないとおじさんついてけない。『地図で読む世界の歴史シリーズ』です。
- 作者: クリススカー,吉村忠典,Chris Scarre,矢羽野薫
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1998/05
- メディア: 単行本
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