功名が辻

大河ドラマ、始まりますね。まあ期待してないんですけど。なんて最初っからネガティブに思ってたら、大事は成せないし恋だってできやしないよね。あまつさえ日々の糧に困るだろうし査定にも影響するだろうし、そうするとリストラだろ？で、就活して面接なんて行っても緊張しちゃって「ボ、ボクは御社に恩赦を願って許しを請うま、まっこと卑しき身で、郷士の分際じゃキニ、往生せいや、主にわしとおまん。ほにほに」とかあたふたしている様を土佐弁で覆い隠そうとしても土佐弁なんて知らないから顔から火が勃発。そんなあたしへ、彼ッたらキスしてくるもんだから、あたし、殴ってやったんだから。あんなヤツ、好きでもなんでもないんだから！（ツンデレヒーリングhttp://www.burningspirit.com/log/eid958.html）

そんな萌えヒーリングの話じゃなくて大河ですけど、ボクは生粋の長宗我部家好きでして、長宗我部元親ってのは戦国時代に四国平定寸前まで辿り着いて日吉の人にとっちめられる人なんですけど、まあその後の顛末とかは今発見したこのページででもみてください（うつろな目のシャクティ声と肌の色で）
http://www2.inforyoma.or.jp/~ota/okou.html

お家は取り潰されたと。で、そこにはまだその家臣団が残っていたのだけど、後からきた山内さんの処置がね、実にまずかった。青汁よりまずかった。
抵抗運動として有名な浦戸一揆というのがあったのだけど、治めるための手口はまさに松前藩がアイヌにしたような、謀略というのもおこがましいような騙し討ちに匹敵するものであり、まあ実に陰惨な印象を拭えないのです。その後の郷士への差別もそうです。
検索ベタなので今伝えたい適切な史料がみつからないのだけど、とりあえずこんな感じで。

一領具足の碑
http://www.asahi-net.or.jp/~JT7T-IMFK/choso/spot810.html
滝山一揆
http://www2.inforyoma.or.jp/~ota/takiyama.html

で、件の大河ですが。
原作では、この後日談も書かれています。さて、これは大河で取り扱うのか。まあ、絶対にしないと思います。えぇ、絶対。賭けてもいいですよ？地球の命運とか。

『秀吉』では、唐入りの手前で全員狂ったように笑って最終回。『北条時宗』では都合の悪い最後を割愛どころか、鎌倉武士の本懐そのものを近隣諸国に配慮して根こそぎカット（当社比100%中の100%）。
そんな、いつからかご都合主義の色合いが濃くなった大河が、こんな後日談やるわけない。
と思ったけど、そうか、やっかいな隣国が絡まなければ別にいいのか。ならやるかもしんねえな。という玉虫色の回答で今宵も終わりとうございます。アテブレーデ、オブリガード。