僕たちの好きな「文化系女子の着物好き」問題
新居昭乃さんのライブで見かけて気になったアレですが、以前一度読んだこちらのエントリでもぶっちゃけた指摘がありますね。某さんに教えてもらって久々に再読。
TAF2005会場におけるヲタとサブカルの境界線と、「もう中二病・高二病でいいや」宣言
一方、右側はブースの中も外もニットキャップにオサレTシャツのあんちゃん・嬢ちゃんや、なぜか和服姿の微妙な年齢のおねいさん(ハレの場に唐突に和服で来ちゃうサブカル女子っているよね?)といった重度の中二病・高二病患者が地蔵のように突っ立ってるだけ。
以前読んだ時は自分も当てはまるだけにニットキャップなサブカルくん部分にほくそえんでいたのだけど、今の視点だと
なぜか和服姿の微妙な年齢のおねいさん(ハレの場に唐突に和服で来ちゃうサブカル女子っているよね?)
の部分が大変鋭く刺さります。「なぜか」「微妙な年齢」(気分を害された方がいたらすんません…僕はそれ以上の年齢なので許していただきたい)「ハレの場」「唐突」などの、自分の疑問点が浮き彫りにされる形で。微妙な年齢に関しては、大体20代後半から30代半ば辺りといったところでしょうか。「ハレの場」ってのは大変いい指摘だなあ。冠婚葬祭ならもちろん分かるのですが、そうじゃないんですね。ライブ・コンサート会場、多分ちょっと値の張る舞台やミュージカル鑑賞などでしょう。小劇場でも、気合の入ったオフ会でもあるのかも知れません。なぜなんでしょう。
自分の独断と偏見でそういった方々にレッテル貼りをしたうえでの憶測ですと、
好きな音楽
・ZABADAK
・種ともこ
・戸川純(ゲルニカやヤプーズ)
・上野耕路
・平沢進
・ムーンライダース
・槙原敬之
・KAN
・シングライクトーキング(佐藤竹善)
・スターダストレビュー
etc
好きな漫画家
・大島弓子
・吉野朔実
・松苗あけみ
・山下和美
・志村貴子
・70年代の手塚治虫
・梅図かずお
・思春期に「ぼく地球」やCLAMPに激はまりしていたことはあまり言いたがらない
文学はよく知らないのでアレですが、多分三島由紀夫や太宰治、もしくは無頼なものも好むと思われる。
ゴスロリ、またオタク文化としてピンクハウスと公約数にはならない、と思いきやなってたりするような、そういう境界線。同族嫌悪が生じてたりしそうだ。
僕がそういうサブカルなりオタクな香りのする和服さんを見かけるのは、まあライブ会場なわけですが、実際見かけた例としては槙原さん、KANさん、平沢進のライブでは見かけました。あ、BUCK-TICKの年末恒例武道館ライブでも、周りが黒ずくめな中着物の方がいらっしゃった気がする。
思うに、サブカル要素だけだとニットキャップにTシャツロキノン軽装になるわけで、オタ要素、いやこのオタクが好んで聴くミュージシャンの傾向というものもあるのだけどそれがなぜかは解明されてはいませんが、自分の仮説としてはぶっちゃけ同人でいじれるような対象、そこまでいかんでもライブレポなぞをわざわざ同人誌という形で出したくなる、そして同好の士と共感・共有できる、そういう心のくすぐりがあるミュージシャンでしょうか。
といったところで、いつも通りの学生プロレスにおける無意識で放つ投げっぱなしジャーマン(ちゃんと習ったことがないから)のように結論もなく終焉を迎えようかと思うのですけど、もしかしたらこのムックなぞを読むと参考になるのだろうか。
特にマンガ家さんが載ってる第一号が参考になりそうな。
こういう、女性からの意見を聞いてみたいものです。
今ふと思ったけど、唐突にアジアへの胎内回帰を果たすべくエスニックな服装をするような女性もいますが似たような心境なんだろうか。