ヴァンつかない方
最近は夜勤明けに大戸屋に寄り納豆定食を注文。なにが納豆じゃコラ!ご飯に納豆か海苔か卵かはっきりしろコラ、味噌汁飲み込むんじゃねえぞコラ、エ?タココラ!などと一人心の中でコラコラ問答をしながら一瞬ニヤついたあと今後の人生に想いを馳せるのが仕事なんですけど、ところで先週末これ観ました。
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2006/02/10
- メディア: DVD
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監督さんは真面目な人なんだろうなあと思った。今回は原作を忠実にねちっこく再現していくみたいですけど、再現しようとすればするほどそれは生真面目さを要求する作業になり、しかしその作業工程というのはそもそも常軌を逸したこの作品を再現することからはより一層遠のくのではないかなあと思ってしまったんですけど、いやそれはそれで面白かったです。なんというか、あぁOVAだなあという。特にテンポが。テレビでは許されない間というか。セラスお嬢ちゃんの夢シーンの寒さとか。さしづめ、NEON GENESIS OVANGELIONというような、そういう(座布団総取り)
絵とか、いっちゃったアレとか、そういうのは平野耕太さん個人に拠るもので、それ以外になし得るものじゃないと思うのですけど、補完することはできますよね。その補完作業をね、声優さんたちがリキ入りすぎなくらいがんばってくださっていて、常軌を逸していて素晴らしかったです。要はマンガ読み屋の東方力丸さんていらっしゃいますけど、この声優陣でマンガ読みするのが一番いいんじゃないかと思った。
特にアンデルセンさん演じる若本規夫さんが著しいアレさを噴出していて、イナバウアーと並んでNGワード的なあの単語をつい言いたくなるのを我慢しなければいけない、エイメン。あ、言っちゃった。
なんというか、何訛りを再現してんだろう、若本さん独自の解釈なんだろうか、妙なイントネーションがさらにピッチコントロールいじり倒してテンポを変えるんですよね、なんだろ、あれADが「尺伸ばして」「CM入り 巻き」とかフリップ出してるんだろうか。もうあれが気持ちよくてですね、ちょっとこの魅力は聞いてもらわないと伝わらない。
ボクだけかもしれんのですけど、このアンデルセンしゃべりとおねがいマイメロディに登場する永代橋先生のしゃべりが似てるように感じるのですね。歌うようにしゃべる感じ。えーと、後者の方なんか知らんすよね、マイメロにおいても脇役なのに。
あと、譲治はいい声で鳴くなあと思った。
追記:
アンデルセンしゃべりですが、あそっか、テープの逆回転っぽいのだよな。よくテレビで何言ってるかわからないけど逆回転させると「こんにちは」とかちゃんとしゃべっているように聞こえるのってあるじゃないですか。長文しゃべれる名人のおばあちゃんがいたり。ああいうときの妙なイントネーションに近い。伸ばしたり止めるタイミングが普通と違う。「あーんな素人集団」というところのセリフに顕著。