カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

PRIDEGP

もうスカパーで生中継見終わっているのだけど、テレビの方もまた見る。
世界のTKが壮絶な試合を展開した末に敗れ、まだ引退は早い、とか思うのだけどそういうのは本人にしか分からないものだろうからきっと引退してしまうのだろうけど、そこでちょっと期待してしまうのは、引退後、PRIDEの解説を継続的にやっていただきたいわけで、PRIDEの地上波普及を阻むのは高田さんの解説になってない解説だと思うので、不謹慎かもしれんけどワクワクしちゃうところがあるのも事実だったりするわけです。

藤田和之VSジェームズ・トンプソン
藤田さんの試合の組み立て方がやはり3年前のそれで随分苦戦しており、あと2ヶ月弱の間にどう対応させるのかというのと、もう少し体重増やしてもいいんではないかなあ、と。トンプソンがんばった。

ミルコ・クロコップVS美濃輪育久
どちらも好きなので大変心が苦しくなる試合。結果的に、高三が中二をいじめているようにしかならなかったが、胴回し回転蹴りから足関節を狙っていたんではないかなあと美濃輪さんの作戦を想像。
ちなみに紹介VTRで例のちびっこそっちのけで全力ダッシュの映像もあったのだけど、その後のVTRも流れて、美濃輪さんは燃え尽きてしまっていてちびっこたちにごぼう抜きされていくという、相変わらずステキな展開でした。

ノゲイラVSズール
そもそもDSEが無差別級GPを開催するにあたって期待していた選手が軒並み怪我で倒れてしまい、そのひずみがこういうところに出てきているわけですね。全体を見渡すと、マッチメイクの不公平感は否めないという。というわけでノゲイラ楽に2ndラウンドへ。

ジョシュ・バーネットVSエメリヤーエンコ・アレキサンダー
おいおいちょっと待ってくれよ!オレ的にはこの試合がベストバウトだったんだよ!カットかYO!
これじゃあ、アレキサンダーが正確無比且つ強力な打撃を放つ中、くらいながらもコツコツとボディブローと膝を当てスタミナを奪っていき、最終的な勝利をもぎとった様が伝わらないじゃないか!
で、不公平感でいうと、この二人は損させられた側で、本来二人とも決勝ラウンドに立っているような存在なのにつぶしあい宇宙。

って書いている間に、
ヴェウドゥムVSオーフレイム
が絶賛ダイジェストで終わってるYO!この試合も、オーフレイムが圧倒的に打撃戦を制していた中のワンチャンスを押さえたすごい試合だったんだけども…

吉田VS西島
あまりに想像通りのつまらない結果で、どうしたらいいか分からない。
こういう試合というのは90年代にとっくに淘汰されているものだとばかり思っていたのだけど。
あと、なんで吉田さんのマイクが噛み噛みだったのかも分からない。

総括:
結局、無差別である必然性というのはあまり感じられない結果に。
元々、去年のミドル級GPの成功からも、階級ごとのストーリーが出来つつあったところだったので、どうも今年の無差別というのは空白にしかならないように思うのだよなあ。
で、ヒョードルが参戦できないとしたら、ますますその意義が分からなくなる。
ヒョードルが参戦できるとしたなら、ヒョードルが負ける絵が全く浮かばない。ハントがかろうじてその後につけているかしら。ヒョードル相手なら、ハントさんは西島さんといい高阪さんといい、レフェリーがとめないのでどこまでやっていいかわかんなくなってとまどう感じだったけど、トップ選手にならガツガツやれると思うので、そうすると相当強いと思うのだよなあ。
ジョシュさんとミルコさんを気持ち的には応援していきたい。