カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

トラバを見つつ

チャングムの声がアニメアニメしてて違和感あるわよねえ」
といいつつ毎週エアチェックする母。
エンディングロール見ながらなんとなくかつてのNHKアニメを思い出して涙ぐみそうになるオレ。オレをあの楽しくも初々しかったあの頃へ戻しておねがい!サミアどん!

http://d.hatena.ne.jp/o0u0o/20060521/p1

物語の外の都合で途中設定が変わっちゃった人とか死んじゃった人とかいるみたいなんですけど、そういうところを一切説明してないので(後略)

韓国ドラマって全般的に、一話一話の放送ギリギリまで視聴者の意見を取り入れて視聴者の求める方向へシナリオを修正してゆくのですけど(そのせいで役者は役作りもままならず四日間徹夜だったり放送の4時間前まで収録していたり)、それが功を奏したりグダグダになったりと、良い面も悪い面も持ち合わせてますけど、チャングムの方では功を奏しなかった部分もあったみたいですね。本来死ぬはずのキャラの死期を延ばしてしまった結果ダラダラしちゃったり。
そういう裏事情を知りつつも感情移入はしながら見ている親の心境というのは、ライトオタとしては銀河英雄伝説を思い出してしまうんですけども、そういう偶発性というのは銀英で言えばキルヒアイスにおけるタイミングというものにどう感じるかとかを喧々諤々論じたりしそうな、そういうやっぱりオタのDNAなんかなあ。

あとネット知り合いが言っていたことだけれども、日本における美味しんぼからのグルメうんちく&勝負マンガの遺伝子というのは確実にチャングムに吸収されていて、そういう部分でも中高年への受けのよさへつながっているのかなあとか想像。
漢方の体系も中国とはまた差異があって、結構面食らう調合もあるのだけど、それはそれでその歴史背景を知りたくなる。

また、歴史オタの自分としては、韓半島の歴史には結構接してきたつもりだけど基本的に動乱の時期にしか目が移らないので、李朝500年の治世なんて全然しらないわけで、ましてやさきほどのグルメマンガ視点でゆくと、まだ唐辛子が伝播する前の時代というのも料理にバリエーションが出て目に映る新鮮さもあって、こうして成功してるのかなあとか思った。