カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

どうもなー

お酒はダメ!ゼッタイ!

というわけで、土曜を境に今週からは断酒、いやむしろオレのできもしない子孫を根絶やす意味を込めて断種の覚悟で望もうと思っていたのだけど、暑さのせいか全然動けていない日本VSクロアチア戦を見ていたらどうにもブラジルVSオーストラリアでシャキシャキしたくなり、見始めたはいいけど目は冴えるばかりで、かといって朝は6:30起きなのでしょうがないのでやむをえないので乾坤一擲なので八紘一宇なので発泡酒二缶飲みました。えへへ。へー、こういう時って淡麗くん、意外と気がきくんだね…あたし見直しちゃった(呑ンデレのデレの方)

まあそもそも無理な断酒を考えたのも、こちらで久々にアレン・カー先生の名前を見たからなんですけど。
http://d.hatena.ne.jp/roku666/20060618/p4


そういや三年前になるんだなあ、もう。

2003/11/15(土) やっぱオレが悪いよ、アレン・カー先生…
 節酒という事で、「アルコールの摂取は週1ないし2回に留む」という戒律を今布いているんですが、「それでも飲み過ぎだよ!つか、一回の摂取量にも配慮しなよ!」とかは言わない約束で。
 
 なんとか2週間守って。今日も、あぁ、すがしいね、あぁ、こんなすがしい気分の時にはビールでも飲みたく、いやいや。などと、一人ごちたりして過ごしてたんです。
 
 そんな自分にダメ押しをしようと、「佐野電磁日誌」 で紹介されていたアレン・カー・著「読むだけで絶対やめられる禁酒セラピー」 を買ってきたのです。
 
 同時にLFO「Sheath」とUNDERWORLD「1992-2002」も購入。
 
 自宅で読み始めたら、まあ強烈。価値観が激しく揺さぶられて。まるで「宗教は麻薬」と断言した北の住人のように激しく酒を悪と断定。
 そうか、オレは騙されていたのか!依存する者は悪くないのか!チキショウ、この世の中に勧善懲悪なんてないと思ってたけど、この酒の悪さときたら懲役1億光年だね!全くひどい奴だよこんちくしょうは。全くシャイなあんちくしょうだよあの加勢は!
 
 で、読みながらLFOの「FREAKS」を聴いていたら、
「全くこんな魅惑的な悪しきビートはなんだい?こんな禍々しくも魅力的なビートにはさしずめ悪しき麦を発酵させた液体がさぞお似合いだろうね!全く、しょうがないなあ」
などと一瞬コンビニに行こうとしてふと気付く。
 
 UNDERWORLDのDVDで「Two Months Off」のクリップを観ていたら、
「こんなにも輝きを感じられるんだなあ。素晴らしいなあ。きっと、あんなものを体内に節取しているのだろうなあ、カールったら。それは叶わないから、せめて麦とか発酵させたものでも…」
いやいや。耐える。
 
 NHK教育テレビにて、ETVスペシャル再放送「発酵仮面 北の大地を行く」をなんとなく見ちゃう。
 ちょっとシラフでは考えられないほどに、発酵仮面こと小泉教授はなにかが発酵している光景に触れる毎に、どうにも発酵なさった発言・反応をなされる。
 イカの塩辛が木の樽でしか良いものが得られない、などとその工場の方が発言しようものなら、スーツをシオカラまみれにしながらその樽をベタベタ触り、「この隙間にね、もう色んな微生物がいるのね」と言いながら、一瞬カットが変わり、いつのまにか素手に塩辛を手にしていて、ムチャムチャ言わせながら食していなさる。
 おそらく、そのカットの合間に手ぇ、突っ込んだんじゃないの?
 
 自らがアドバイザーとして作られた魚醤を食している際には、
「漬け物とかにかけるとね、もう、このレブリン酸と漬け物のグルタミン酸の旨み成分が相乗効果になって、もう7倍にもおいしくなるの!」
と、ひどく曖昧でいながら具体的な数値でおいしさを表現する(酸の名称はうろ覚え)。
 
 その後も発酵し続ける教授。もちろん彼が巡るは北の大地。もう、素晴らしいの極致。しのごのいわず、発酵させるべきだな、主に麦とか!つかそれを摂取してオレの脳を発酵させるべきだ、だってそうだろカムイワッカ。
 
 と、知りもしなかったアイヌ語ググる事でなんとか踏みとどまる。
 
 その後チラホラと気まぐれにチャンネルを変えていたら、NHKでえらく聴きなれた御ムジークを奏でなさるおっさんらが。ゲェッ!デュランデュラン日本公演の模様かよ!アニメ「超Gals!寿蘭」的且つ暴走ヤング達的表現ならば、「寿蘭寿蘭と懲りない面々」じゃないですか!まあ、スーパー女子の方はぶっちゃけ「ことぶき」って読むんだけどな!
 
 うわ、シーケンスなさってるよ!ピコピコいわしてるよ!タイなしのスーツでボタンはずし、ちょっと頬赤らめて歌っていなさるよ!
 さながら「部長って若いですよねえ」と二次会のカラオケボックスでOLにおだてられ、
「こうみえても若い頃はB'Zのコピーバンドやってたんだぜ?ギターの部分はGM(ジェネラルミディ)に入ってる既存の音色で適当に打ち込んで、キーもふたつばっかし落としてな!」
とはしゃぐ、茶髪でごまかした30歳後半宴会部長のようで。
 
 いや、けなしているわけではなく、ビールっ腹のジョン・ライドン以外では、こう、現役でも活躍している70年代〜80年代のバンドのさまが大好きで。
 
 客もステキ過ぎる!今時ペンライト振ってるよ!しかもいい具合にまばらに!あぁ、何もかもみな懐かしい。そうだ、この高揚は、発酵させなきゃ失礼だよデュラン氏とかデュランさんに!
 
 なんか、もうね、ウソみたいに、4コママンガみたいな展開ですいませんけども、今ブドウを発酵させたらしきポアゾンを飲んでる始末なんですが、件の本の「読み終わるまではお酒を控えたりやめたりしないこと」という言葉に望みを託し、今宵はもう少しはしゃぎたいと思います。あ、もう4時半だ。   

などという過去ログをポピペしてて思ったのは、三年も経ちながら何一つ成長してないことでした。えへへ(呑ンデレのアルコール依存症の方)

一番弱いところは、この本を読み終える瞬間までは呑んでいていいということで、いまだに9割までしか読破していないところよな。てゆうかありえない。僕が君の言葉で悩むなんて。