ふれるときこえ

SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー 「N・U・D・E EX」 MDR-EX90SL

今日はダイエットがてら池袋まで川越街道を徒歩で邁進し、そのご褒美に上のブツを購入するというミッションをクリアしてきました。1時間半弱歩いただけで体脂肪って1.7%も落ちるのね。体脂肪計の故障かしら。

で、ボクの耳は王様と同様ロバの耳であり、エルフの若奥様を娶ってロバとエルフのあいのこ・エルバの耳の王子様を生むことを夢に抱いてここまでこの腕一本でのしあがってきました。あ、ちゃうわ、最初そんなん言いたかったんとちゃうわ。それからエセ関西弁にもほどがあるわ。
で、ボクの耳垢は日本人に何割いるかはわかんないですけど確か少ない方である水飴状のそれなので、カナル型は明らかに毎回汚れてしまうのでこれまで敬遠のつもりが大暴投してランナー一掃してきたのですけど、やたら評判が良さそうなので買ってみました。

早速、様々なジャンルの音楽にてこのステレオイヤフォンの実力を試してみました。

坂本真綾『風待ちジェット』
今日坂本真綾さんの連載があるというHMVの小冊子を手に入れてきました。かわいかったです。きっと、神様なんだと思います。
そういえば、昨日SPAMで「神様からの伝言を一件承りました」っていう件名のがきてました。なにその啓示。オレってムハンマド？

The Rolling Stones『She's A Rainbow』
その小冊子で知ったのですけど、ブライアン・ジョーンズの映画やるんすね。観に行こうと思いました。

Led Zeppelin『Immigrant Song』
またもやその小冊子で知ったのですけど、『メタル　ヘッドバンガーズ・ジャーニー』なんて映画やるんすね。つかもうやってるんすね。DMCショックがてら、観に行こうと思いました。もちろんipodにこのイヤフォンという装備でCapsule聴きながら。
で、メタルを聴こうと思ったら一曲も入れてない。当然ですね。だって嫌いだもの。なのでしょうがないから『移民の歌』です。
この曲といえば、もちろん小さい頃なんてツェッペリンなんて知るべくもなく、ブルーザー・ブロディの入場曲としての認識しかないというか、それ以外のなにものでもないわけで、後年ツェッペリンを聴いた時「あ、ブロディのテーマなんてカバーしてんだ」とか本末転倒なことを思いました。
あと、こないだ平沢進さんの「補償金もDRMも必要ない」――音楽家 平沢進氏の提言などという記事を読んだ際、長州力の入場曲は死ぬほど使用されてるからあれの収入結構あんじゃない？などと思ったら、このエントリによると

しかしこの曲は、いくら使われようが平沢氏には一円も入ってこない。これは元々平沢氏がある会社員だったころに、業務の一環として作った曲だったからである。

…だそうである。ギャ、ギャフン。何も知らずにうかつなこと書かないでよかった。

　
　
というわけで、一切MDR-EX90SLについて触れてないですね。いや、大変良いのですけど、ジャンクイヤーであるオレが「中域のみならず低域に渡って個々を浮き彫りにしてくれる」とか「その音像のクリアさの圧倒感と言ったらこの価格帯では他に類を見ない」とか抜かしてもしゃあないしなあという。
ともかく、同じ曲でも今まで聴こえなかった（認識するには至らなかった）音もやたらに聴こえくさることは確かですね。なにしろ、KRAFTWERKのライブブートをさっき聴いていたのですけど、日本のライブでマシントラブルでとまっちゃった時の音源で、「これがテクノだ」とか、P-MODELでのライブで平沢さんがおっしゃった名言をここぞとばかりにしたり顔で言ってるオーディエンスの声がうざいほどに聴こえました。うるせーよ、オレも当日同じこと言っちゃったよ、赤坂ブリッツの後ろの方で。目も当てられない。

ところで、やっぱり耳垢がついてしまいますね。あと、装着しながら何か食べるとものすごいゴワゴワと音がしますね。顎を伝った雑音が。汚い話ですまん。