カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

陰謀論

出かけていたので、録画していたHERO'Sを今見ました。見終わりました。桜庭戦見ました。
とどのつまり、桜庭さんは負けさせてもらえません。そして相手は勝たせてもらえません。豪快な打撃で桜庭さんの意識をとばし、更に追い打ち、桜庭さんの意識がとんだままになっているにも関わらず試合が止まりません。
「えー?これでストップしないの?しかもドントムーブで強引に桜庭回復待ち?」
さすがのスミルノヴァスさんも途中で気付いたみたいです。
「あ、これ勝たせてもらえへんわ」
あとは桜庭さんの意識が回復してくれて自分に仕掛けてきてくれるのを待つしかありません。でないと今日の仕事は終わらない。じっと、じっと待ちます。スタンディングで待ち続けます。
やっとこぼんやりしたまま目覚めた桜庭さんがブン回しパンチをしてきてくれたのでスミルノヴァスさんはもらわないといけません。しかしこのまま打たれるだけでレフェリーストップでTKOになるとカメダさんの時のように問題になると脅されているので桜庭さんがグラウンドに持ち込んでくれるのを待ちわびます。桜庭さんはいつになくキレのない腕ひしぎで決めてくれました。よかったよかった。
なんだか猪木の試合を思い出しました。「猪木さん起きて!」的な。

谷川さん統治下のもとでは心が折れる折れないで勝敗が決まります。この場合、スミルノヴァスさんがFEGの運営とレフェリーに対して心が折れてしまったので、勝利者は谷川さんの恋のTKO勝ちですね。わはー

というか桜庭さん、結局こっちに来ても大変そうだなあと思いました。苦労人だなあ。

他の試合に面白いものが随分あったのだけど、どうもあれですね、編集編集によけいな控え室中継が入って、見てるとサラサラ流れてしまって印象に残りません。おとなしく試合順通り普通に楽しませてくださいと思いました。
 
 
追記:
http://d.hatena.ne.jp/roku666/20060805/p2
やはり谷川が一番恐ろしい…
桜庭さんは意識がぼーっとしていなければマイクパフォーマンスで
「殺す気か!」(上島竜ちゃん風に)
って言ってたかもしれない。
 
 

追々記:
試合後スミルノヴァス選手のインタビュー
http://www.so-net.ne.jp/hero-s/03eventresult/20060805/11_sakuraba_smirnovas/11_sakuraba_smirnovas.html

「勝つはずだった。レフェリーストップが必要だった。ただ、(1R)5分の練習しかしてこなかった。それが不満。5分の準備しかしていないのが悔しい。(1Rが10分と聞いたのは?)昨日のルールミーティングのときだ。(レフェリーが止めてもよかった?)規則によるとストップしているはず。意識を失っていたから。そのときは攻撃をストップしたが、止めなかったら、サクラバは回復した。(意識がないと思ったのは?)ロープ際で倒れているとき。レフェリーストップをすると思い、おかしいと感じた。そのときから、サクラバとレフェリーとの闘いが始まった」■

スポナビ
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/200608/05/a07.html

■スミルノヴァス「ノックダウンした時にストップが必要だった」

――惜しい試合だったが

 勝つはずだった。ノックダウンした時にストップが必要だった。私は5分のための試合をした。契約は5分のはずだったのに、10分になってしまっていた。それは間違っていると思う。

――契約は10分だったせいでスタミナが切れたのか

 5分のための練習をしてきた。それは10分とは全然違う。

――ルールを聞いたのはいつか

 昨日のルールミーティングの時だ。

――レフェリーはストップしたほうがよかったのか

 規則ではストップするはずだ。桜庭は意識を失っていた。一度意識を失ったが、ストップしなかったために彼が回復した。

――桜庭が回復して、戦う意欲がなくなったのか

 レフェリーがストップするはず思っていたが、その時からレフェリーと桜庭との戦いが始まった。

「レフェリーとの闘いが始まった」って思いっきり正直に言ってますね。闘いはこれからだ!(打ち切り。だってこのまま連載続けても勝てない。絶望的)

結論:
HERO'Sは相当どうでもよくなった。少なくともTBSのコンテンツ作りが改善されないことにはにっちもさっちも。
あと、今までの前田日明氏の言動ではPRIDEの認めるルールを選手を危険に晒すということで随分非難しているのだけど、4点ポジションからの膝やフットスタンプ・サッカーボールキックを禁止するルールを制定しようとも、それ以外の、当然止めるべき場面で止めないという、ルールを準拠しないレフェリー、もしくはそのレフェリーにそうさせるような空気を感じさせているような運営ではその大義名分は全く支持できない。
ただ、インタビュー読むかぎりでは前田氏は全然谷川氏に会えていなく、前田氏の意見は届いていないに等しい状況のようだ。

今日の興行を地上波で見る限り、こういう結論になりますね。
「総合格闘技は地上波を意識するとプロレス的でありながら最も選手を生命の危機に晒すことになるので向こうさんから契約打ち切り言ってきたら幸いだし地上波ではやらない方がいい。海外では残酷だからという理由で地上波でやらないが、日本では地上波でやるということで残酷な場面を生むことになる」

追々々記:
前田が激高「死んだらどうする!」
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/etc/20060806-00000019-spnavi_ot-spo.html
秋山 後味悪い判定勝ち…再戦へ
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/etc/20060806-00000002-spnavi_ot-spo.html

もう、テキトウすぎる。こういうところで運営の実績と経験の差が出てくるのだと思うのですけど、PRIDEも瓦解の危機なんだろうか。

ミルコ GP 回避か
http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/50564611.html

もう死にたくなってきた。でもレフェリーはオレを止めてくれない。