カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

終末の過ごし方

(脳みそ全開までのあらすじ)

一万年と二千年前から棒とbowとを自在に使い分けしきりに交差させあい貫きあい続けてきた炎村武人(榎本武揚)と皆神想夢(土方歳三)。
「なんか最近あれじゃない?」
「そうだな、あれだな」
「こう、立てこもってばかりじゃ、マンネリ化。するじゃない?やっぱ。あなた、京じゃイケイケだったんでしょ?もっとさあ、牙突牙突みたいな?そういう、さあ…もう、髭も恥らう年頃のあたしに言わせないでよ!」
「バカだな…二人には、必要なものはこれで十分じゃないか。この、秘めた思い、具体的には秘めずに今あからさまな状態、それが常態の男根」
「バカッ!想夢分かってない!想夢何も何一つ分かってない!あわや靴下の履き方すら分かっていやしない!違う、あたしの望んでいるのはもっと、もっと…そう、あれ、官軍とか称する賊のやつらさあ、ちょっといけすかないけど、あれ、あれはカッコイイと思うの、ほらあれ…」
「あれってなにさ」
「あれはあれに決まってるでしょ!ほら、あの赤いもさもさしたケサランパサランみたいな、紅蓮のムッシュかまやつみたいな…そういうの、被ってるでしょ?鼓笛と共に時代の幕開けみたいな…」
「ん?なんだお前、ああいうのが好きなのか?そっか、あれならドンキに売ってんじゃね?行くか」
「ちゃんと赤熊(シャグマ)って書いてるやつじゃないとダメよ?あなた、ルービックキューブだって露店で売ってる回してるとキューブがはずれちゃうパチモノ買っちゃうんだから。あんなにサントリー烏龍茶買ってきてって頼んでるのに100円ショップで売ってるパチモン外観に惑わされて買ってきちゃうんだから!」
胸元に飛び込み、何度も何度も想夢の胸を叩き泣きじゃくる武人。そんな武人に、戸惑いを感じつつも優しい目を傾け、おもむろに武人の髪とカイゼル髭を無造作にくしゃっとする想夢。
「あっ…」
カァッ。そんな音が聞こえてくるような、先日のイロモネアで竜平会会長が披露した熟したトマトのモノマネのように急速に頬を赤らめる武人。

 維新の夜明けは近い。つかもう明けていることに気付かないふりをし続ける二人の新世界。

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(結果)

日光は日曜月曜が紅葉の最高潮というニュースを横目に見ながら、金曜体験した悪夢のような風雨に意気消沈し、こりゃ連休も風雨なんだろ?さらされるんだろ雨や風に!もうええわと思って宿なども予約していなかった自分に嫌気がさし、自棄酒(あ、やけ酒ってこういう字なのね)を呑みながら、黙々とCDをiTunesに叩き込んでいく夜なのであった。
なので、結局sonarsound tokyo 2006行くべかあという気満々になったのだが、WEBチケットの購入は

返信メールにて「webチケット(当日精算券)」をお送りしますので、当日、必ずプリントアウトしたメールを会場にお持ちください。

とのことで、プリンターを持っていないオレには成す術もなく、こういう時代なんだからケータイやらピッチの画面で受信メール見せりゃええやん、なんでパピルス必要か、と憤ったり、当日券だとほんとに入れるのか分からないからいざ恵比寿行って「はい今この列のあなたのいるこの線から一歩たりとも入れないですよーだってあなたオタクでしょ?マジきもいんですけどぉ」とか言われたらいややなあと思うわけです。しきりに。

この連休結局どう過ごすか、あたしとあなた、賭けてみない?あたし、家で酒呑みながらDDM配信のPRIDE観たりマンガ『ジパング』読むだけで、気付いたら月曜深夜っていう結末に一万ベヘリットジュラルミンケースに大量に詰められたベヘリットを無造作に見せながら)