カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

銀河万丈999

銀河劇場で行われた坂本マーヤさんのファンクラブ限定イベントに行ってまいりました。あ、そういや継続手続き31日までだ、これ書いてて気付いた。

オープニングでは、大晦日忙しい、なにせ格闘技やらガキの使いの笑ってはいけないあれやらを観るのでな、YO GUY!?ハッハーなんて話をなさっていました。会報でもちょうど格闘技について書かれていて、桜庭VSカーロス・ニュートンなぞという懐かしい話題に触れていたので、思わずさっきDVD借りてきちゃったよPRIDE3。なにせラジオでもニュートンの褐色の肌に白のパンツがたまんねえハッハーなんておっしゃっていたので、不肖それがしもあやうくかめはめ波が出そうになりました。桜庭さん若っけえなあ…

北へ。が大好きというそれだけの理由で、スオミさんってフィンランドさんって意味らしいじゃない?じゃああれか、冷やし中華的に言えば冷やしスオミ始めましたってか、なにせ北欧だけにな、ハッハーっていうことでフィンランドに行ったそうで、いやほんとは写真撮影のためにですけど、そんなフィンランドでの話をひととおりされた後、歌へ。鈴木SHOW子さん登場。

「おいおいおめえら、オレら二人が揃ったら何歌うかもちろん分かってんだろうな?そう、オレ達『NO FEAR』!!」
そう言い放った瞬間、一人佇む高山善廣にエージェントスミスのように100人ばかりはいるであろう大森ヅラした観客が一斉に「いくぞ、アックスボンバー!」とX-1版サンダーフォースのプレイ開始時に「サンダーフォース」って言う感じのザラザラ感たっぷり且つNO抑揚のかけごえをあげながら突っ込んでいってはニーリフトで小一メートルほど放り上げられ迎撃されていく中、オレだけかけごえで勘違いしてアッポーのH・HOGENヅラをしてしまい、いたたまれなくなって、というか金銭的に待遇が良かったからWWFに移ったりロッキー3に出演を果たしたりしました。

で、もちろん『NO FEAR あいすること』を歌ったことだけが正解なんですけど、やあいいですね。もう脳梗塞だって怖くない。

次の『A Happy Ending』では、「大晦日に格闘技開催したって、そんなもの、誰が観るのかしらね、ははん。誰も思いつかないし、誰も観たくはない。そんな中熱望しているのは、君と余だけだ、ドーン!」なんつうてオレを指差した瞬間落雷。オレったら思わずワタワタして箸を落としちゃったりしたもんだから減滅されちゃって、百年の恋も冷めるわな。二人が生まれる一万年と二千年前から決まっていた婚約破棄。一方的破棄と同時に満洲に殺到、そりゃ民間人で構成されたという松花部隊が抗する術なんてありゃしない。
っていうのはもちろんウソなんですけど、歌っている途中に鈴木SHOW子さんが突然「ごめんなさい!」(ウロ覚え)なんつって演奏バツンと中断。
これがテクノだ。(オーディエンス頓狂)えー、マシントラブルです。シーケンサーをまわすバンドはインチキだとよく言われますが、もちろんその通りなんですが、ライブというのは何が起こるのか分からないような生演奏でやらねばイカンと言われておりまして、生演奏以上に何が起こるのか分からないのが、テクノだ。(オーディエンス熱狂)久々の、致命傷ですか?二秒待ってください。一、二…(演奏再開。オーディエンス発狂)」
 
っていうのは平沢進なんですが、年末といえば韮澤潤一郎さんですが、そういうのとは関係なくなにかを間違えたらしく、微笑ましい一エピソードとなり、この村も平和を取り戻しましたとさ。マーヤさんも水のペットボトル落としたり、アクシデントっつうのは楽しいですね。

その後トークの後にバンドメンバーを引き連れて歌へ。「ここに集まったジゴロ&ジゴレットのみんな、恋してるかーい?愛しあってるかーい?オーケイ、ハハ。そんなお前らに、今夜この曲を捧げます、『うちゅうひこうしのうた』」
そんなMCと共に「私は宇宙飛行士で あなたはノッホフ」っていうフレーズだけをAKAIのS900でフレーズサンプリングしたのをchromeテープに落として(chromeくんだけに。ププー)それを更に自作のサンプリング・マシン「ヘヴナイザー」に落としこむという手の込みよう。その音を更に自作の「チューブラー・ヘルツ」に落とし込み、それをYAMAHAの「MIBURI」で演奏し、ビートはあくまでBPM220の高速ガバという、究極まで無駄な行為を盛んに繰り返していました。ちなみにノッホフについてはここの2004/03/09を参照いただきたい。つか久々に見たら2004/03/27のサンドマン様が大変な件が懐かしいな。

で、もちろんヒムロック平沢進韮澤潤一郎さんが混じってしまったのだけど、いや韮澤さんは混入していないのだけども、生で聴くノッホフはそれはもう最高でした。思わず夜間打ち上げしかねないくらい。ディスカバリー!(渾身の一発ギャグ)

その後「スピカ」を経て、ライブラストでは恒例の『ポケットを空にして』を。
「だってあんたたち、夢も希望もそこには入っていやしないんだろ?空っぽなのさ、空っぽ!無次元ポケット夢次元ポケット!ほら、だしてごらんよ、夢。あれだろ?オレは夢職なんだドリームワークスなんだ言い張って、ほんとは無職なんだろ無職透明なんだろ?よしんば職あったってワーキングプアなんだろ?早く蝕こねえかなあとか祈ってんだろあの仮面やベヘリットに。イカルス星人ですら異次元宇宙人だってのにね、あんたらは夢次元自由人気取ってるんでしょ?はるかメカ次元からきやがってるくせに。親御さんがクライングしちまうとんだフリーマンだよあんたら、笑わせるわほんと、ははん!鬼次元から出直しな!」
と言い放つが早いかレスポールを手にするのが早いか、いやもちろん言い放つと同時にレスポールに手をかけたというのが事実に近い。
「年末恒例、レスポール殴打の鐘百八つ、ほら行くよー!フリクリ、エーックス・ボンバイエ!!」
のマーヤさんのかけごえを皮切りに、オーディエンスが我も我もと続々舞台に上がろうと試みその都度殴打。こぞって「エーックス!!」と叫びながら袖へ落ちVISUAL SHOCK顔、具体的にはヒカルド・アローナ戦後の桜庭さん顔に。毎年見る光景ですよね。

で、もちろんそんなことはなく、みんな総立ちで合唱。マーヤさんも涙ぐみそうな感じになるような、あぁこの曲を聴いた時から10年以上経っているのだなあという感慨に。

ラストは、詩の朗読ののち、まだレコーディングもされていないという現在プラネタリウムのプログラムで流れている新曲『ユニバース』を。『ユニバース』を、ハリー・オード声で
「ユニバース!!」
と叫んではオーディエンスがギンガナムヅラで(え、声じゃないの?)
「月光蝶である!」
とコール&レスポンスすること十合に及ぶ間張飛劉備が加勢という名の邪魔をするに至って呂布のもみあげもケサランパサランのように育ちきりながら退却したという。緋縅の鎧を纏いながら。

で、もちろんコール&レスポンスも緋縅もウソなんですけど、鈴木SHOW子さんの曲とマーヤさんは相性いいよなあと思わされました。

ひどい。ひどいレポ。
 

正解:
天王洲アイルにある銀河劇場というところで行われたのだけど、行きはまありんかい線からそこまですんなりと行けたのだけど、帰りはなんだか多幸感でポワーとしてしまって、目の前の人の行く先に着いていき、そして辿りついたるは東京モノレールだったのであった。
素破っ、と思いなんともバブリーな構造であるこの地を巡っているうちにプチ迷子になってしまい、10分くらい迷ったあげく交番があったので
りんかい線の駅どこっすか」
と尋ねたら
「そこよ」
と答えられたのであった。なんだ目の前やん。ひどい。オレひどい。飲酒はやめた方がいいです。間違いない。