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カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

1990(LABEL OF COMPLEX)

LAST GIGS [DVD]

LAST GIGS [DVD]

約五年前に発売してんだよな。
このDVDの音源であるLAST GIGSはもちろん発売当時に購入しており聴きまくっており、当時はワタクシ高坊であったり浪人であったりする中どう堪能するかといえば、シャワーを浴びてコロンを叩くが如く部屋の明かりを消して暗い部屋で一人テレビはつけたまま、いやテレビはつけてないんですけど、あれです。寝る体勢になりながらソニーのCDコンポにリモコン走らせ、東京ドームがどんなかも知らんしBOφWYさん達がどんなライブをしてるのかも知らない状態で勝手に映像を想像しながら悦に入っていたわけです。しかもその脳内映像に自信というか過信を持っており、その脳内に不都合な真実がない限り、別に実際の映像観なくてもええだろと思っていたわけです。

で、今日ふと思い立ちレンタルしてきたのですけど、ヒムロックは想像以上にやかましく動いてポージングをきめており、布袋は想像以上に眉毛を整えたりテンカオを繰り返しており、つねまっつぁんは想像以上に微動だにしておらず、高橋まこっちゃんは想像以上にカメラ目線であり、あーっていうか、もうホントにあーってうなるだけで立ち尽くすというか座り尽くしながら鑑賞するのでした。傍観者。メガネにTシャツにジーパンでロックすることに慣れきった世代がなんと言おうと、これはカッコイイですとしかいいようがない。おっさんらのことはほっといてくれと。モザイク模様のストラトキャスター抱えたいだろと。

ところで、気になっても調べもしない非内部監査体質なので、このライブ、いやギグっすか、ここでの『IMAGE DOWN』で聴き慣れない声質の人が歌ってる場面があるのだけど、つねまっつぁんかなあとか長年思っていたのだけど、これって高橋まことさんだったのな。つか普通ファンならそんなこと知ってるだろってことを今更知るのであった。当然、脳内映像ではヒムロックがひたすらダウンピッキングを繰り返すつねまっつぁんにマイクをあてオーライいいながらニヤっとしている絵を浮かべていたのであった。

20代の頃、狭い部屋で座布団を口に充て消音して好きな洋楽のミュージシャンの曲やらカラオケ対策の曲をがなり歌っていた身分としては、死に際には生まれているはずの孫も含めたくさんの親族に見守られる中
「ラ、ライブハウス四畳半へよ、ようこそ…」
と言い放って身罷りたい。そして
「さ、さむ…凍えてしまう」
「絶対零度って学校で教わったけど、人が0ケルビンという環境におかれるときっとこんな様相を呈するんだろうね…」
などとメガネ子やメガネ孫が口に手をあてひそやかに会話することで弔ってくれることを祈りたいサラダ祈念日。