カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

川の鮭児

戦国風流武士 前田慶次郎 (文春文庫)

戦国風流武士 前田慶次郎 (文春文庫)


天と地と 中 (文春文庫)を進行中なのだけど、マンガの花の慶次を読んでいる影響で読みたくなり浮気。
正直、隆慶一郎さんのよりも面白いんやけど。やんわりはんなりとした慶次郎が良い。特に蒲生さんとこの小姓さんに迫られてドギマギする慶次が良い。
そして、今の今まで海音寺潮五郎さんの著作を読んでこなかったオレという存在への懐疑の念を持たざるを得ない。や、なんか時代的に古い方だしぃ、となんとなく思っていただけなんだけど、それを言ったら吉川英治さんは散々読んでるものなあ。
今後しばらく、北方水滸伝発売後の黄金週間以外は海音寺先生読破に注いでいこうと思った。

関係ないけど、イーモバイルのCMの「タッくん、ユビ、キタッスね」、というのがなんとなくフリクリのマミ美みたいだよなあと思った。みたいというか、「ッス」言葉だけか。タッくん言ってないし。

 
追記:
海音寺潮五郎と直木賞(Wikipedia)

 一方で、文学観の異なる作家には非常に厳しい評価を下しており、例えば、第40回から候補者となっていた池波正太郎に対しては酷評といっていいほどの低評価を繰り返し下しており、池波が受賞者となった第43回では、「こんな作品が候補作品となったのすら、僕には意外だ」とまで極言し、結局、直木賞選考を辞退するまでにいたっている。

海音寺さん、アツイな…