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カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

ポッサムシティ

長年のアルコール浸りからの内蔵疲れが主な理由と思われるが、ここ一、二年すっかり錆び付いた感性しか持ち合わせていないので、映画からも相当離れており、ポニョすらも日テレの宣伝攻勢時に行きそびれたせいでまだ行っていないそんな状況で、身近なネットの人たちが口を揃えてこれはすごいこれはすごいと言うわけですよ。
ビギンズも観てない、予告編の映像すら観ていないステータスなのに、ダークナイトには惹かれておったので、行ってみました。
あ、ドラゴンキングダムは観に行きましたけど、あれは映画というよりジャッキーとリー師父のファンミーティング(韓流表現)みたいなものなので。リー師父の一挙手一投足に蛍光混じりの自作うちわでキャーみたいな。キャーみたいな。みたいな。

んでダークナイトですけど、もう鳥肌ゾクゾクだわしょっちゅう息をするのを忘れていたりそのせいで息が荒くなったりで危うく過呼吸になるんじゃないかという状態になったり、どの場面たりとも目を離せなく、ここでパカパカをかまされればオレてんかん一歩手前というぐらい近年希に見るどっぷり具合であり、この類でいうならブレイド以来かもしれんね。相方さんが言っていたのであとでスタッフ確認したら原案同じ人なのね。

見終わった後放心状態。

全体の上映時間がどのくらいかも知らなかったので、ここで終わりか良かった良かったという場面から超展開していかれ、そっからもまた目が離せなく、いやこのホッとしたりビクつかされたりの連続が二時間半ぶっつづけで、なのに、いやだからか、全く飽きない。そのかわり疲れる。どっぷり疲れる。いやいい意味で。充足充足。
暗喩暗喩の連続であり、その都度これは何だあのときめきは何これって恋?と考えさせられるのだけど、見終わった後だと全部「光と闇」の対立構造っちゅうだけのことであり、それが何重だろうがその事であり、それは個人の中でもあるよっていう、いや「だけ」というと語弊あるけど、なんつうか議論の余地はないのよね。もたせてもらえない。
エヴァみたいな思わせぶりでひっぱりまくってケツまくるのとは結果として全く違う。混乱するだけ散々混乱して、しかしきっちり、それはもうきっちり収束するという点でも全く違う。まき散らして混乱するだけしてそのままパイプ椅子でおめでとうのアレとは違う。今おっぱい椅子ってタイプミスしてしまい慌てて直すくらい違う。
だから本編中もう目をそらしたくなるほどつらい場面があってもすっきりしたものですよ、見終わった後。いやもちろんエヴァ好きですけどね。ああだったので未だにああだこうだと持論を展開するわけだ、エヴァの場合。しかしダークナイトの、けして明るくはないこの収束感は余りにも気持ちの良いものだ。

これまた全く前知識なかったので知らなかったんですけど、ジョーカー役ってヒース・レジャーさんだったのですな。オレ『ROCK YOU!』好きだったのよなー。あのデヴィッド・ボウイのレッツダンスでダンスする頭悪いところとか。観ている間、とても同一人物だとは思わなかったし、知った今でも同一人物とは思えない。年老いているのに動きの軽快な役者さんだなあとか思ってた。
そして亡くなられたのですなー。この役と心中したのかと思われるくらい飲み込まれる演技でした。同一人物化して擦り切れたのかもしれない。合掌。

結論:
パンフも売り切れてて買えなかったしまた観に行く。ビギンズも観なければなるまい。