カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

美しい星 誰が壊してもいけない地球の果てからマーキュロ塗った後に矢を射るよ

低視聴率でその名を馳せる大河ドラマ、それが『平清盛』。

映像での明暗が激しすぎて見にくいなあという事以外はかなり好きです。

シナリオは、武士といえば戦国、江戸以降の武士を思い浮かべてしまうけど、本来は貴族が忌まう穢れ仕事を担う身分であり、そこからどうのし上がったのかが描かれているので好印象です。

若干時間差で視聴しているので、先ほど第14回『家盛決起』を観ましたが、大変斬新な映像表現を目の当たりにしました。

平家盛は清盛との相続問題を、藤原摂関家再興を目論む藤原頼長にまんまと利用されるのですが、その思惑を頼長から明かされ呆然とした家盛に頼長がおそらく性的な意味で襲いかかります。するとどうですか。カットが変わり、オウムが羽ばたき騒ぐシーンへと。

今まで時代劇での性交比喩表現では椿の花がコトリと落ちるシーンが鉄板でしたが、斬新です。斬新過ぎます。

斬新過ぎて、思わずどういう意味が込められているのか思案しました。これがインコなら事は単純です。淫行の一言で済むのですから。

オウム、オウム…王蟲。そうか。じっちゃんの名にかけてわかるような気がします。

王蟲の抜け殻。(目の色輝かせ)凄い、完全な(家盛の)抜け殻なんて初めて…(男根の隠喩としての)頼長のセラミック刀で叩き、「いい音…」

そのセラミック刀で一気に抜け殻目掛け一閃、弾き返される!思わず嗚咽を漏らす中、キーンという残響音。

「うふふ、それがし自慢のかなまらことセラミック刀が、欠けちゃった☆谷の人ことそれがし一人が喜ぶわ。ズリネタの材料にずうっと困らなくて済むもの」

ムシゴヤシが午後の胞子を飛ばす中すっかり王蟲の目を被さり、胞子こと白い粉にまみれる頼長(ケシに恋する5秒前の隠喩)「土器がムネムネする、誰かが蟲封じの銃を!神様仏様ユパ様!え、ユパ様ったらそんなパンキッシュな髪型だったの?ユ、ユパ様の髪型、も、も、萌えー!」

という暗喩が込められていたとしか考えられない、それ以外考えがつかない、あのオウムには。

もしこれ以外の解釈が出来るという方がいらっしゃったら、是非前世名から名乗っていただき、僕の前世名で語りかけていただきたい。そして僕の地球こと二つのタマをまもったりいじったり弄んだりしていただきたい。なんか、色々とごめんなさい。この申し訳なさと諸々全て、地球へ…