カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

もんすた

未読だった浦沢直樹「MONSTER」
Monster (1) (ビッグコミックス)
を大人買いしました。
浦沢まんがの憎いところですが、必ず次回へ謎を残していくのでもう読むのがとまらない。かといって終わって欲しくない。でも結末を知りたい。嫌いになれない。でも充分じゃない。でも猪熊柔のパンツは見たい。男子というのは、そういう事です(マス大山文体)。
で、読み終わっちゃいました。20世紀少年もそうですが、読んでる途中は手に汗握っちゃって気付かないけど(分かる人は分かるんでしょうが)、振り返ると結末への道筋がそこらじゅうに転がっているんですよね。

終わっちゃうのが極度に寂しかったんだけど、続きが気になるあのもだえは消えるので、完結してからこの人のまんがは読んだ方がいいのかもしれない。20世紀少年が今オレの中でそんな状態なので。待ちきれないもだえ。

この人って、あまりにうますぎて、批評に上がりにくい気もするんだけど、横山光輝先生とはまた違う意味で大衆的マンガ家だよなあ、とか思いました。

登場人物の中では、ルンゲ警部が一番好き。この人のまんがの登場人物にはかなり多くプロフェッショナルが出てきますが、この人が最たる人。かっこいい。
逆にダメ人間もたくさん出てきて、やけにアル中ばかり出てくるので、少々めげました。この落ち込みを消す唯一無二のクスリ。そう、それはアルコール。今日は呑みますよ。ふはっ

って、おわ!レイ・チャールズ死去だそうです。合掌。
http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=6828