カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

オトナじゃない コドモです 拿捕するのが仕事です

近現代史に疎いので今起きている竹島問題についても意見めいたことは書かないつもりですけど、とりあえず思い出したのはつい最近NHKスペシャル『ドキュメント北朝鮮』で知ったこの事件ですね。

プエブロ号事件
アメリカが最後はしぶしぶ、「文書の内容には一切同意しないが、人質を助けるためだけにサインをする」ということでサインをするのだけど、その映像がアメリカ側でも北朝鮮側でも撮られていて、それが見事に

アメリカの映像→苦渋の選択を迫られたアメリカ側のギリギリの表情
北朝鮮の映像→こびへつらうように書面をさしだすアメリカ側の表情

といった様相になっていて、切り取り方で全く変わるなあ、とか。
その後も北朝鮮の国威発揚の象徴としてプエブロ号はさらしものにされているわけですね。
傀儡としてキム・イルソンを擁立したソビエトも、アメリカとの全面戦争になりかねなかったこの事件に、北朝鮮担当だった諜報官は神経をすり減らしたそうです。あー録画したの消しちゃったから証言を正確に書けない。まあ「かかわらなければよかった」うんぬん言ってましたわ。心底、といった面持ちで。


ならずもの国家がどういう行動をとるのか、ということですね。



まあ、そういうことです。意見めいてしまった。