カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

Only Love Can Break Your Heart

今週は「死ぬかと思った」が週間流行語大賞にノミネートしそうでしなかった、つまりなにもなかった、人生なんてなにもないんだと気付かされたほど死ぬかと思った。
誰しも仕事では理不尽な局面に立たされても抵抗もできず謝ったり、アルカイックスマイルするぐらいしかないときもあるということはあると思うのですが、今週は盛りだくさん。略して盛りだく。あ、いま「だく」で思い出したんだけど、牛丼ってつゆダクを頼む人がいるのは知ってたけど、「つゆなし!」って頼んでたリーマンがいてビビった。たじろいだ。事実上不可能だと思うのだけど、つゆ少なめって意味なんすかね。

で、もう帰宅する気力すら奪われた今日だったのですけど、帰りの地下鉄でこれ聴いてたらウソみたいに癒されて、「癒されて」って言葉を使うのは非常にためらわれるのだけど、実際そうだったから使わざるを得ない。危うく泣きそうになってた。腰痛も緩和された気もする。イヤな気分よさようなら。

新居昭乃『VHmusic 2 the first euro tour』

もちろん購入してから何度も何度も聴いているのだけど、今日のように追い込まれた時。または、「マイボス・マイヒーローに出てる、あのにいがきゆいって子、なにものなの?」と会社の若者に聞いたら「あらがきって読むんすよ!」って怒られた時。あまりに今の病状に合致して全てがダダ漏れしかかり、成人用オムツの必要性を切に感じた。
新居さんの普段のアルバムよりも、ライブの方がアレンジが統一感に満たされていて、自分には心地よい。そのままの安静を維持できる。そして、なによりもベルリンとパリのオーディエンスの、聴く時は静かに聴き入り、終わるや歓喜のバイブレーション狂気のセレヴレーション。すごい拍手と歓声です。昭乃さんも「みなさん、最高です」とそりゃ言います。福永法源に言われても困りますが、昭乃さんのあの声で言われた日には胎内回帰してお盆だけに先祖帰りしたあとなにせ今日立ちっぱなしだったからきっとこむらがえり起こします。保証します。なんなら金利手数料も負担してみせる。信用しないというなら、破綻してみせる。経営や物語や、この時期の冨樫義博さんの絵や休載並に。そして亡くなられた高橋ひろさんに合掌してみせる。

きっと100回のカウンセリング受けるよりもこれを一回聴いた方がいい。一回聴いたあと100回カウンセリング受けた方がいい(えー?二度手間?)。その後一万年と二千年前から聴き続けた方がいい。そして更にその後一万回と二千回ほどカウンセリングを受けた方がいい(えー?白髪三千丈的勘定法?)。オレと、

君は!
 

効用:寝る前にボリューム相当小さめにかけっぱなしにしておくと寝つきがよい(きっと妖精の粉がかけられている)

副作用:会社行く前に聴くとなにもかもイヤになってそのままふらりとマンガ喫茶にでも行きたくなる