カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

酒は飲んでも飲まれてる

うむ、インプットに勤しんでいて、これはいいことかもしれない。つうても主に海音寺さんの著者物を何冊か三角食いならぬ三角読みすることなんだけれども、音楽も自分にとって新しいものを随分聴いておる。今日も、ロックフジヤマの最終回のリクエストさんとしても出ていた店長さんのいるじゃにすに行き、13枚ほどアルバム借りてきた。そのうちシューゲイザーもの3枚。なにせシューゲイザーコーナーが新設されていたもので。

さきほど書いたように、北方水滸伝の発売が明日に迫っているというのに海音寺さんものを読みまくっているわけだけれども、まあ史伝・列伝ものがたまらない。三角読みするのも、もうあれもこれも読みたくて辛抱たまらんからだ。
今日なぞは、仕事帰りの電車で『幕末動乱の男たち 上巻』の武市半平太の項を読んでいる途中泣きそうになってまうくらい辛抱たまらん。なんだ、この追体験感は。異様に土佐の下士気分になった。
なにがそんなにオレをとらえるのかと言うと、多分恐ろしく平易に随分な情報量を読者ことオレに注ぎ込んでくれることであり、読者ことオレにも歴史が詳しくなった、なれたんじゃないか感に満たしてくれることであり、そんな勘違いに浸してくれることが大変KAIKAN。
今日、注文していた古本の『武将列伝』が届いたのでもうウハウハ状態であり、明日から個人的に三連休であり、もうこれは読み耽るしかあるまい。これが今絶版状態であることがシンジラレナーイ。いやオレもやっとこさ海音寺さんの魅力に気付いたばかりのおのぼりさんなのでそんなこと言う資格ない。文庫で改めて出版されたらもちろん買う。

そんなインプット行動華やかりし中、逆転裁判4をちょろっとやったのだけど、気分がのらない。何かが違う。
事前の情報でも思っていたんだが、どうにも人物の目に生気がない。表情に乏しい。うーむ。スクリプトもどうなのだろう。導入部分だけで感じるのはテンション低いなあということなんだけど。
前情報で思っていた不安がそのままプレイ後も感じられて、どうしようか状態。特に主人公オドロキ君の困った時の辺に鼻の下が伸びた表情がどうにも受け付けられなく、プレイ休止。まあ連休中に進めれば慣れることかもしれない。もしかしたら、オレが狩魔冥さんとゴドーさんが好きすぎるせいかもしれない。

今夜は酒飲み音楽でも聴きながらイエスタデイをうたって 5 (ヤングジャンプコミックス)を読み、その途中で寝臥せってしまう予定。井上雄彦さんには『バカボンド』はどうでもええから『リアル』をはよ描いてくれと思うのと同様に、冬目景さんは散漫に描き散らしとらんではよ『イエスタデイをうたって』を描いてくれと言いたい。この作品がオサレだとかどうだとか言われようが、どうでもよい。オレが好きなのだからそれでよい。
この、自分がかすってるようで全くかすってない、終わらないモラトリアム青春群像がたまらんわけで、あーそうか終わっちゃうと困るんだなオレは。

てわけで、インプットに勤しんでいてアウトプットなんてしてる暇ねえですよということを書こうと思っていたわけだけど、内容はないくせに随分と書くだけ書いてしまった本末転倒日記なのであった。お酒ってこわいですね。司馬遼太郎さんの侍はこわい 時代小説 短編集 (光文社文庫)に出てくるブサイク武士につらく当たる世間くらいこわい。饅頭もこわい、こわい!