カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

エヴァンゲ感想(ネタばれ)

エヴァンゲっていうのは、当時オレが略語として使ってたんだけど世間は全く使ってなくてガッカリした言葉な。

今更って言うか、もう?っていうか、ブリットポップなんかついこないだだったのにもう『LIVE FOREVER』?というような、タイミングとしてはどう考えてもパチンコのあれか、的なことで全然観に行く気なんかなかったんだからね!直前まで!というわけで、今週になって急に観たくなったので初日に行ってきました。

感想としては、えらく淡白というか、心の平穏を感じました。TV版にベンゾジアゼピン投与しました、的な。レキソたん擬人化的な。
総監督という立場の庵野さんがどこまで関わっているのかよく分からないのだけど、この平穏さから鑑みるにやっぱ庵野さんなんだろうな、その時の精神状態が直に反映というか。
その平穏ぶりにどう対処すればよいのか戸惑ったのだけど、あぁそうだ、オレはファッキンサブカル星の住人と言われて久しいわけだから、自分史を照らし合わせて勝手に盛り上がれば良い、というわけで、エヴァンゲをリアルタイムで、具体的にはその日3倍モードで予約録画したあまり良くない映像を大学から帰ってきてから観てなんだこれ、これなんだー!って観てたあの時から最終回にブーブー言う後輩にあれはああいうものであって、そういうものでこれ以外ありえないだからあるがまま受け取れ!と体育館でパイプイスに座らせて説教していたことや、エヴァンゲ後のポストエヴァンゲ意識しすぎて不毛になったアニメだったりそれなりにおもしろかったりなアニメを観てきた自分とか、あぁテクノも緩やかに死んでいったよなあ、ビッグビートって即死語だったよなあ、あぁそういえば最近日産X-TRAILのCMで流れるセッティングサンは相変わらずカッコイイよなあ、まあずうとるびのトゥモローネヴァーノウズの理想型よなあ、あぁこの後くらいから坂本真綾さんがああなってこうなって恋の黄金律作戦発動したのだよなあとかいう事を脳に巡らせて勝手に楽しみました。
こういう時、当時から日記を付けてれば良かったなあとか思うのなあ。90年代は自分としては最も濃密に過ごしたはずなのに、自分が記録してないし記憶も薄いから辿り辛い。個人サイトはあの頃盛んだったそうだが、オレは全く知らんかったしなあ。

記憶の部分で言えば、エヴァンゲを何回も観たはずなんだが謎とかそういう部分は当時からあまり興味が向いていなかったのでそういう違いが相当盛り込まれていたはずなのにイマイチオレの反応が薄かったのがオレに対してガッカリ。まあそれでも冒頭の初号機の動きからして、ん?と思う部分はあって色々な。予告の盛り込みぶりからしても、どうパラレルに変わっていくのかは随分楽しみではある。

それにしても、笑えばいいと思うよシーンが随分淡白だったのが意外だったな。

その辺の楽しみ方も、今日全く買うのを忘れてしまったパンフを読むともうちょい変わってくるのかなあと思い、後で買ってこようと思う。

あと現場レベルの話だけど、隣にパンピーカップルさんが座っており、お姉ちゃんが隣にいたのだけど、そしてオレは別に綾波さんが好きというわけではないのだけど、妙に綾波さんが出る度に生唾を飲み込んでしまい、特に綾波の家のシーンでは飲むまいと思いつつ思いっきりおおきく振りかぶって生唾飲んでしまい、一人勝手に頬カァッってなってたキモイ30代。ち、違うんだからね!レイなんて好きじゃないんだから!日本中に100万人はいると日経が言い放つ、綾波レイに思いを寄せる男性のうちの一人じゃないんだから!ただ早く帰ってビールを飲みたかった、それだけなんだから…(ツンデレじゃなくホントにそれだけかもしれない)