カッツェにしてもいいですか

お酒を飲んでサブカルチャーに触れたり北方謙三に抱かれたりするブログです。

歌うことすら忘れかけブラウン管に繋がれた僕は夢を叶えるためなら敵を倒して進むのさ そして言葉は枯れてゆく

老害感溢れる自分が言う「あの頃」というのは、ロック好きがロックと言うロックであり、テクノ好きがテクノと言うテクノであり、セーラームーンR好きが月野うさぎ好きと言うそれであり、好ましいそれがあの頃なのでR。

うさぎ好きなんて当時数%だったと思うが、オレはそうだったんだから仕方が無い。だってみんなのママだからね。シャアにだけ独占させない。
なので、懐古主義からくるあの頃感が全般を占めながらも、むしろ進行形すら含む可能性をも秘めている寛容性を持った語句なわけであり、それは現況が過去のあの頃を思い出すからあの頃にあてはめるというだけではとどまらず、未来の自分があの頃はよかったと言うその頃を今のこの頃に接しながら言いかねないのです。

というわけで、この頃のスカイリム体験といものがその頃であり、近未来の自分があの頃と言い出すことはゆめゆめ疑うことなかれな状態なのです。

感受性豊かな十代にはまったものって、眠っている間の夢の中でも延々とそのはまったものが浮かんで、他の全く違った事象にも、あとで説明は出来ないのだけど脳内で勝手に融合したりしませんか?

麻雀で役作って、あ、これで単位取れたとか。

テトリスでバスって消えた瞬間、あ、あのくすぶってた人間関係クリアできたとか。

こういった例は、脳内の作用はもしかしたらつながっているのかもしれないけど、いかんせん、スカイリムの場合現実世界と近いものがあるだけに、変なんなるんですよね。現実の事象に当てはめやすくなるのだけど、ずれた部分が大いにあるのに夢の中だとそれを許諾してしまうので更に変なんなる。

以前からも早歩きだったけど、生活習慣病を意識してから更に早歩きのウォーキングをしているのだけど、こんなことでは隠密スキルがあがらないじゃないかと心配になる。

という思いで普段過ごしているせいか、夢の中で職場らしき場所をじりじりと歩きながら進むオレがいる。で、知らない他の部署の人にガン見される。元々視線恐怖症のオレは見んじゃねえよと逆ギレする。

職場でものすごいむかつくヤツがいるのだけど、もう、セキュリティのドア開けた辺りから隠密で弓矢の不意打ちダメージくらわせればいいわと。殺傷すればもうむかつかなくていいし身ぐるみはげるし、見つかってないのだからそのままセキュリティのドアからスカイリムへ出てもいい。

職場でものすごいむかつくヤツがいるのだけど、もう、一度信頼してるよなんてていでコンパニオンにして、ボエシアの祠へ連れていき、生けにえの罠にはめて殺せばいいわと。殺せばいいわと。

職場でものすごいむかつくヤツがいるのだけど、もう、いっそこの場で黒檀の剣で斬りつけて賞金首になっても、他の街で暮らせばいいわと。

職場でものすごいむかつくヤツがいるのだけど、もう、いっそうっかりR2ボタン押しちゃったわというていで周りの同僚巻き込んでファイアブレスシャウトして燃やし尽くしてしまえばいいわと。

なんてね。ゲーム脳を証明し過ぎた。良い子のみんなは真似しちゃダメだぞ。夢にも見てはいけない。

現実世界で不眠気味で十分な休息が得られず、心が荒んでいるので、スカイリムの寝ないでも良いしメシを食わなくても八面六臂の活躍を見せるオレことドヴァーキンが羨ましい。そんなシステムなのに、あえてスカイリムの地で8時間以上寝て現実に反映させたいと願ってやまない。

あと、この世界を救うようなどえらいクエストを成し遂げ、おめえすげえなと褒めそやされた直後にそいつに話しかけると急にうっせえバカみたいな扱いを受けるのが、ある意味現実に即している感が否めない。現実ったら、どんなにいい仕事成し遂げてもそんなものは過ぎ去り次の瞬間には新たな成果を求められるものな。

同胞団の導き手として、今日も「あなたなら導き手としてふさわしいわ、だからちょっとぬるいネクター買ってきて。十秒で」などというお使いに従事する毎日です。現実もさして変わらないシンクビート。スカイリムとオレはMIDIケーブルでツナガッテイル。

こないだ、豪雪の中蜂蜜酒に酔いどれる三人組に出会い、蜂蜜酒一緒に飲もうぜと語りかけられ、もちろん飲んだ。断る理由なんてないからね。

飲んだ瞬間、じゃあな、と彼らはおひらきとなり移動を始め、こちらから語りかけても、もう梨の礫だった。現実もこんなものかもしれない。そんなものなんだ。

あの頃に飲んだぬるい生ビール、まずかった。まずかったけど、まずいねって互いに共有しながら楽しく飲んだ。

今は氷がなくなってぬるいハイボールを飲んでいる。さほど悪くもないねって、語りかける相手もいないけど、それも悪くないと思ってる。

明日も仕事だ。くれぐれも職場でものすごいむかつくヤツにバックスタブをしかけないよう、せめてダガーを持参しないよう心がけるいい子に育ちました。まる。