オレは江戸川生まれ板橋育ち
オレは、北方水滸八巻冒頭、解珍解宝親子のやりとりが好きすぎる。具体的には「なんだと」と呻き、解珍の躰にじわりと衝撃が拡がるところと、解珍が大きく息をついて、それから酒を呷る様が。あと獣肉。
という様に触発(Shock Heart)され、獣肉と酒を呷りオレの躰にじわりと衝撃が拡がっているのですけど、せっかくなのでこの月が二つある異世界ガイアにおいて救世主と仰がれ、神崎ひとみさん演じるところの、深い暗闇に迷い込んだ坂本真綾さんを救う為行かなくちゃとオモイコンダラー思い込んだはいいが、深い暗闇カナヅチなオレのことなのでミイラ取りがミイラになる故事に倣って深い暗闇に溺れ死にそうなところをユパ様と親しげにするかのように気取った少年アリス時の坂本真綾さんに逆に救われめいたこのストーリーの主役こと、オレ以外誰も興味ない感じの城跡日記に移行するわ。
今日凍狂はすっかり雪めいているのだけど、そんな中、近所にある志村城跡を攻めてきた。雪化粧をまとった城跡も味わい深いものだ。
などとしたり顔だったのだけどすっかりカメラを忘れたので、今月初めに訪れた時の事を。
我が板橋区は近しい場所に二つも城跡を持つ世界一、いや日本一、いや23区一、いや板橋区一の素晴らしい土地柄なので、それを攻めない手はない。というか近場でウィーキングしたいだけともいう。
そんなわけで志村城跡へ。都営三田線志村三丁目駅からも近いこの場所が、よもや城跡とは…志村三丁目といえば、もはや武蔵村山三丁目と言っても過言ではない。
しかも、千葉氏ですよ。ここ行った後、思わずシステムソフトの天下統一で千葉氏でプレイしたけど、悪あがいた後滅びるしかなかったあの千葉氏ですよ。ちょっと時代ずれるけど。
ここには幼稚園もあり、熊野神社と密接しており、丁度幼稚園へ子どもを入園させようと訪れていた夫妻の姿もあり、大変生まれて申し訳ない気分になった。
幼少の頃から、この小高い地に日本電産コパルの看板を仰ぎ見ていたのだけど、今回初めて目の前訪れた。
まあ登る時危うく軽ワゴンに轢かれそうになったのだけど、逆落としの恐怖を身に染みたことで軍師としての経験をも勝ち得たと思います。獣肉はもっと好きです。
登ったら、中学生どもが石碑にうわっぱりかけやがって野球三昧ですよ。むしろオレがここになにしにきてんだパカ野郎状態に置かれてますよ。このままでいいのか!
このままにして、とりあえず中学生のみなさんのお邪魔にならないように、石碑だけ撮ってきました。
ここは板橋のヤックがデカルチャっているところであり、美術館と郷土資料館があります。
現在郷土資料館では「鉄砲小道具に見るその用と美」という企画展示をやっております。
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/kyoudo/08ogawa-corekution/08teppou-newpage4.html
これが大変面白かった。火薬詰める道具に見られる職人の粋とそれを用いる大小名の粋。火薬入れるってだけの器に込められた意匠が素晴らしいです。
無料なので、そういったものに興味ある方は是非。
その後、松月院へ。
板橋で最も有名な歴史的出来事は、新撰組の近藤勇が首を斬られたことと並んで、高島秋帆さんがこの地で砲術の演習を行った事なんですけど、この松月院にはゆかりの高島秋帆先生紀功碑があります。
えーっと、ここ訪れるの三回目なんですけど、先生の碑に勃起を禁じ得ないのはオレだけですか。男子の魂というか、男魂。いやだって、オレは悪くない!この玉の配置、それ以外ないやろ!且つ、天に向かって屹立しすぎ。だって、だってなあ!
まあその他色々とりたてて書くほどではない散策をした日でした。多分、今後の人生もその他色々とりたてて書くほどのことは起きないと思います。
終わり。